農業用語まとめ──定植・草勢・摘芯ってどういう意味?

農業の言葉はわかりにくい

農業の記事や本を読んでいると、「定植」「草勢」「摘芯」など聞き慣れない言葉が出てきます。農家にとっては当然の言葉でも、初めて聞く方には意味がわかりません。

よく使う農業用語を、初心者向けにわかりやすく解説します。

栽培の基本用語

定植(ていしょく)

育てた苗を畑やプランターに植え付けること。「植え付け」と同じ意味で使われる。

育苗(いくびょう)

種から苗を育てること。定植できる大きさになるまでの期間の管理を指す。

発芽(はつが)

種が土の中で芽を出すこと。発芽適温は作物によって異なる。

活着(かっちゃく)

定植した苗が新しい土に根を張り、元気に育ち始めること。定植直後はこの「活着」するまでの管理が重要。

樹の管理に関する用語

草勢(そうせい)

植物の育ち方・勢いの強さのこと。「草勢が強い」は葉や茎がよく育っている状態。逆に「草勢が弱い」は樹の元気がない状態。農家がよく使う言葉。

摘芯(てきしん)

主枝の先端を切り取ること。これ以上伸びるのを止めて、栄養を実に集中させるために行う。

脇芽(わきめ)かき

主枝と葉の付け根から出る「脇芽」を取り除く作業。放置すると樹が暴れて実がつきにくくなる。

整枝(せいし)

樹の形を整えるために枝を切ったり誘引したりすること。一本仕立て・二本仕立てなどの仕立て方がある。

誘引(ゆういん)

伸びた枝・茎を支柱やネットに沿わせて固定すること。植物が倒れないように、かつ日当たりよく育てるために行う。

実のつき方に関する用語

着果(ちゃっか)

花が受粉して実がついた状態になること。「着果不良」は実がうまくつかないこと。

摘果(てきか)

ついた実を間引いて、残りの実を大きく充実させること。品質を上げるために行う。

肥大(ひだい)

実が大きくなること。「肥大期」は実が成長している重要な時期。

収穫・出荷に関する用語

秀品(しゅうひん)

形・色・大きさが揃い、キズや病気のない品質の良い農産物。

規格外(きかくがい)

形が曲がっている、傷がある、大きさが規格に合わないなど、市場基準を満たさない農産物。味は同じであることが多い。直売所では規格外品も流通する。

出荷(しゅっか)

収穫した農産物を市場・直売所・契約先に送り出すこと。

まとめ

農業用語がわかると、農業の記事や本がぐっと読みやすくなります。家庭菜園でも同じ言葉が使えるので、ぜひ覚えておいてください。