トマトの播種記録:培土づくりから発芽環境づくりまで(1400粒)

トマト栽培

はじめに

今回は、トマトの播種についてです。品種は「桃太郎ブライト」と「豊作祈願015」の2つで、合計1400粒を播きます。作業は大きく分けて、最初にトレイを作るところまで進め、その後に播種へ移り、最後に発芽のための仕上げと環境づくりまで行っています。


培土とトレイの準備

使用する培土を用意する

最初に準備するのは、播種に使う培土です。ここが整っていないと、後工程の「詰める」「播く」「覆土する」が連続して進まないので、まずは培土を先に出しておきます。

セルトレイと受けトレイを揃える

次に、播種に必要なセルトレイとトレイ(受け側)を準備します。どちらもこの後の作業の“土台”になるため、最初に2つをセットで揃えておく流れです。少し古いトレイですが、今回はこちらを使って進めています。

培土を詰めて「トレイ作り」を完了させる

培土を詰め終わると、トレイはこのような状態になります。ここまでが、播種の前段階である「トレイ作り」です。作業としては地味ですが、詰めムラがあると後の工程がやりにくくなるので、ここで一度しっかり形を作っておきます。

同じ工程の別カットもあり、トレイ作りがこのあたりまでで一区切りになります


播種(ハッシュ編):2品種・合計1400粒

播く種を確認する

ここからが播種工程です。今回播くのは、桃太郎ブライトと豊作チリラン015で、合計1400粒を入れていきます。品種と量を先に確認しておくと、トレイ数や作業ペースが組み立てやすくなります。

ハッシュに使う道具

播種には、振動を与えることで種を1個ずつトレイに入れられる道具を使います。手で一粒ずつ置く方法と比べると、効率が大きく違ってきます。手作業は丁寧にできる一方で、量が増えるほど時間と体への負担が増えやすいので、今回はこの道具の効率を活かして進めます。

播くトレイの総数と、作業姿勢の工夫

これから播種するトレイの総数は7トレイで、約1400粒を入れていきます。数がまとまると腰にきやすいので、今回は机の上にトレイを置き、椅子に座って作業する形にしています。量が多い播種では、作業の速さだけでなく、続けられる姿勢を最初に作ることが結果的にミスも減らしやすい、という流れです。

播種のイメージと、落とし込み方

播種は、種をくぼみに入れて、V字の谷の中に収めた状態から、一つずつセルトレイへ落としていくイメージで進めます。狙いは「1セルに1粒」を安定して入れることなので、動作を一定にして流れを作っていきます。

播種後の状態と、作業のポイント

播種が終わると、各セルに種が入った状態になります。ここでのポイントは、最初に“全部のセルにくぼみを付けてから”種を落としていくことです。くぼみ作りと播種を分けることで、作業が揃いやすくなります。


覆土と鎮圧:発芽に向けた「重要な仕上げ」

播種の次は、覆土と鎮圧の工程に入ります。種がむき出しのままだと発芽しないため、土をかけて暗くしてあげることが大事、という流れで進めています。ただし、覆土は多すぎても少なすぎても良くないため、量の加減がポイントになります。目安としては、種の大きさの3倍くらいが基準になる、という考え方で進めています。

覆土の後に行う鎮圧は、軽く押して空気を抜くための作業です。根は空気が多い状態だと伸びにくい、という理由から、一度押して整える工程になっています。手間は増えますが、ここは重要な作業として入れています。


水やりと温度管理

仕上げとして水やりを行い、全体がしっかり湿るようにします。発芽には水分が必要なので、このタイミングでムラが出ないように、全体に水が回る形で進めます。

また、発芽と根の伸びのために、気温はおよそ25度くらいを目安に管理していく考え方で進めています。


発芽環境づくり:冬の寒さを逃がさない工夫

残りの写真は、発芽させるための環境づくりです。新聞紙を敷き、マルチを貼り、その上からカーテンをかけていきます。寒い時期に熱を逃がさないため、カーテンは三重構造にしており、さらに一番上にはアルミのシートのようなものを貼って熱を遮断させる工夫を入れています。最後はビニールで覆う形になり、保温を重ねていく流れです。


おわりに

今回の播種は、トレイ作りから播種、覆土・鎮圧、水やり、そして冬仕様の発芽環境づくりまでを一連で整える流れでした。効率面では播種道具が大きく助けになり、負担面では机と椅子で姿勢を作ったことが作業継続の助けになっています。一方で、覆土の量や鎮圧の加減は手間が増えるポイントでもあるので、発芽を狙う上で「省くより丁寧に入れる」工程として扱い、最後まで仕上げた記録になりました。